京都弁護士のおいでやす日記
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その敬語、おかしくない?

2025年6月2日  【弁護士のお仕事】 

敬語って難しいですね。

尊敬語、謙譲語をきれいに使いこなす方とお話しすると、こちらも背筋が伸びるものです。

一方で、尊敬語、謙譲語があべこべになっている若者とお話しすると、「がんばれ新社会人!」と応援したくもなります。

そんな中で、どうしても引っかかるのが病院スタッフと電話で話す時の医師の呼び方です。

病院スタッフ「〇〇先生が戻られたらお伝えします。」

のように、外部の人との電話でも身内の医師に「先生」と敬称を付けて、尊敬語で表すシーンに結構出くわします。

病院によるとは思うのですが、正直結構出くわします。

そういや、患者として診察を受ける時も

病院スタッフ「先生が来られるまでお待ちください。」

などと言われます。

その身内への尊敬語は、おかしいんじゃないか。

医師もスタッフのそういう言葉遣いを聞いたら、自分から指摘すべきだと思うのですが。

同じく「先生」とお呼びいただくことがある職として、反面教師にしたいです。

メガバンクは必ず予約して行こう

2025年5月10日  【弁護士のお仕事】 

メガバンクは支店の統廃合が進み、京都市内の実店舗もかなり少ないです。

そんなメガバンクの窓口に用がある時は、必ず予約するようにしましょう。

先日とある緑色のメガバンクに立ち寄ったところ、予約していない人の窓口の順番待ち時間は「2時間」になっていました。

支店も窓口も減らして、インターネットでできる手続はインターネットでするように誘導したいのでしょう。

人手不足の時代ですから、それも時代の流れだと思っています。

いや、むしろこちらも窓口なんて時間をかけて行きたくないので、どんな手続でもインターネットか郵送で済むようにしてほしいのです。

何が言いたいかというと、相続手続や成年後見の手続のたびに窓口への来訪を求めるのはやめてほしいということです。

そんなに窓口に来てほしくない感を出しておきながら、なぜ窓口に来させるのか。

何でもネットか郵送で完結できればお互い幸せだと思うんですけどね。

とりあえず、歯医者とメガバンクと弁護士事務所は予約必須だということは覚えておきましょう。

離婚調停のウェブ会議

2025年4月23日  【離婚と家庭のお話】 

離婚、遺産分割などの家事調停でも、期日にウェブ会議で出席できるようになりました。

当事務所でも多くの案件でウェブ会議を利用していますが、やはり便利です。

とにもかくにも、弁護士にとっては事務所から移動する必要がありません。

移動時間をガッツリと削減できて、その時間を仕事に充てられるようになりました。

ご依頼者にとっても、家庭裁判所よりも当事務所の方がアクセスしやすい場合には、移動時間や労力を節約できます(逆に家庭裁判所の方がアクセスしやすいご依頼者の場合はウェブ会議は使わないようにしています)。

また、家庭裁判所に足を運ぶ場合、顔を合わせることはないとしても近くに相手当事者もいる環境でした。

それと比べると、ご依頼者にとってウェブ会議の方がリラックスしやすいという面もあるように思います。

他方で、ウェブ会議ではどうしても音声が不鮮明で、聞き返さなければならないこともあるというデメリットもあります。

しかし、それを踏まえてもウェブ会議のメリットは大きいです。

あとは、家庭裁判所のウェブ会議用の機器がまだ多くないようで、機器が足らないためにウェブ会議を利用できないという何とも残念なケースもありました。

そのあたりは早く解消させてほしいところです。

ちなみに、令和7年3月1日からは、これまでは家庭裁判所に行かなければならなかった離婚成立時すら、ウェブ会議で出席できるようになりました。

「離婚成立時だけは電話会議は不可で現地まで行かないといけません。でも調停に代わる審判という抜け道もあるので安心してください。ただしその場合は確定まで多少時間がかかり・・・」

といったこれまでのお決まりの説明も変わるわけです。

あまり話題になっていませんが、画期的な法改正だと思います。

弁護士の繁忙期はいつか

2025年4月1日  【弁護士のお仕事】 

弁護士の仕事の繁忙期はいつですか?とよく聞かれます。

かつて北海道で弁護士をしていた頃は、11月頃がなかなか忙しかったです。

もちろんその理由は、冬がくる直前だからです。

不動産売買の案件では、雪が積もると4月に溶けるまで土地の境界も分からなくなり、売るに売れません。

また、空き家を売却しようにも、背の高さまで雪が積もっていて、雪かきをしなければ玄関まで辿り着けなかったりします。

厳冬期は移動も大変なので、雪が降る前にできるだけ厄介ごとを片付けたいという意識もみなさんお持ちなようにも思います。

今では積雪も年に一度の京都では、そういったことはありません。

扱っている分野にもよるのでしょうが、少なくとも当事務所では特定の時期が忙しい、ということはありません。

ただ、年度末・年度初めの2週間ほどは、逆に毎年スケジュールにやや余裕がある期間です。

裁判所の異動の時期だからか、訴訟・調停の期日が入りにくいためです。

そういうわけなので、このチャンスにデスクワークを頑張っているところなわけです。

なぜ窓口に行く必要があるのか

2025年3月9日  【弁護士のお仕事】 

相続関係の手続のために銀行窓口に行かなければならないことがよくあります。

しかしメガバンクは支店が少なくて大変です。

みずほ銀行や三井住友銀行は、京都市内には四条烏丸の本店以外に数か所しか支店がありません。

その点、三菱UFJ銀行はパラパラと市内に支店を残してくれていてありがたいですが(他でもない西院にも支店がある)。

支店を減らすのは結構ですが、それならだいたいの手続は郵送でできるようにしてもらいたいものです。

そう言えば、北海道で弁護士をしていた時、みずほ銀行は最寄りの旭川支店まで片道1時間かかりました。

それはまだマシで、三菱UFJ銀行や三井住友銀行にいたっては片道2時間の札幌にしか支店がありませんでした。

Googleマップで道内の支店を検索した時の衝撃は忘れられません。

片道2時間でも窓口まで行かなければならないというその運用、やめてもらいたいです(根室からだと片道6時間か飛行機ですよ)。

止まるな危険

2025年2月7日  【京都の日常】 

京福電鉄の西院駅そばの踏切に、去年遮断機が設置されました。

交通量が多い四条通を嵐電が横切っているのですが、これまでは電車が通るときは車側の信号が赤になって警報器が鳴るだけでした。

そして目の前を嵐電が横切っていっていました。

そこにワイドサイズの遮断機がついに設置されました。

歩行者も多い道なので、安全になったと思います。

西大路四条交差点からこの踏切まで150メートルくらいしかないので、踏切で止まっている車列が西大路四条交差点まではみ出てしまうこともよくあるのですが、それはもう過去に戻って嵐電の線路を動かさない限りどうしようもないですね。

ちなみに、この踏切は通過時に一時停止する必要はありません。

道路交通法上、信号機で交通が制御されている場合は、踏切の直前で停止する必要はないこととされているからです。

まあ初見殺しなので、一時停止する車もたまにいます。

急に前の車に一時停止されて、追突しそうになりヒヤリとしたこともあります。

今やこの踏切で最も危険なのは、嵐電との接触よりも初見さんの一時停止かもしれません。

連休探し

2025年1月18日  【京都の日常】 

令和7年も当事務所をどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年が変わってまずすることと言えば、1年のカレンダーの確認(端的に言うと連休探し)でしょう。

この間の年末年始は、暦どおりなら9連休でした。

いつになく長かったなと思いつつカレンダーを見ると、どうも来年にかけての年末年始も9連休になるように見えます。

ちなみに、今年のGWはあまり大きな連休にはならなさそうです。

しかし、お盆休みは、人によってはやはり9連休になるかもしれません。

年末年始→GW→お盆と、3、4か月おきに長期休暇がくる日本のこの仕組み。一労働者としてよくできてるなと感心します。

個人的には、仕事の感覚が狂わないように9連休よりは3連休×3の方がうれしいのですが。

しかし、仕事に精を出すには、定期的な休養は不可欠だと年々実感するようになってきました。

そんなことを考えつつ、年明けからフル回転しています。

次の3連休は、2/22~2/24です。

正月の予定

2024年12月29日  【弁護士のお仕事】 

今年は例年以上に慌ただしい年末でしたが、事務所としての年内の営業は終了しました。

暦の上では9日間もある今年の年末年始ですが、まだ残っているたくさんの仕事と共に過ごす正月になりそうです。

来年も当事務所をよろしくお願いいたします。

誕生日は課金していいよ

2024年12月7日  【弁護士のお仕事】 

先日バスに乗っていると、後ろの席の小学生たちのこんな会話が聞こえてきました。

「明日誕生日やからゲームで課金していいねん。」

なるほど、そういう時代なんですね。

離婚案件では親権や面会交流などに絡んで、お子さんの生活習慣や遊び方、今はまっていることなどに触れることが多くあります。

そうした中で、時代の変化を感じることもあります。

時代の変化に完全には合わせられなくても、アンテナを張って時代の変化を知っておくことが大切なのだと思います。

待てよ、アンテナを張るというワードももう死語なのでは…?

自己紹介

  • 弁護士・税理士 河本晃輔
  • 京都弁護士会所属
  • 洛彩総合法律事務所(京都市右京区西院平町7クラエンタービル2階)
  • 京都で生まれ育つ。14年にわたる東京・北海道暮らしを経て京都に復帰。現在京都人のリハビリ中。
  • 趣味:旅行、アジア料理、パクチー、サイクリング、野球観戦、旅館探しなど
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