離婚調停などでは、交互にそれぞれの当事者が調停室に入って話を聞かれます。
そのため、調停の半分は待ち時間です(体感的にとても長く感じる)。
待っている間は家庭裁判所の待合室で待つことになります。
その待合室ですが、もちろん相手方とは顔を合わせることがないよう別々の待合室を指定されます。
それは当然なのですが、京都家庭裁判所では他の調停利用者・弁護士が同じ待合室を使用していることがよくあります。
狭い待合室内に数組の調停利用者・弁護士がいるのでかなり密…
というところではなく、赤の他人と待合室を共用することに抵抗をかなり感じます。
待ち時間の間は瞑想しているわけではなく、私は調停室でのやり取りをかみ砕いてご本人に説明したり、今後の方針を相談したり、聞いておきたいことを聞き取ったりしています。
当然、非常にプライベートな話や他人に聞かれたくない話ばかりです。
そんな話を赤の他人が隣にいる待合室でできるわけがありませんよね。
ときどき、個室が割り当てられて調停委員がその個室に入ってきて話をするというパターンも見られます。
全件そのように扱うには部屋が足らないのだと思いますが、空き部屋があるのであればフル活用してプライバシーに配慮してほしいなと思います。