今年は例年以上に慌ただしい年末でしたが、事務所としての年内の営業は終了しました。
暦の上では9日間もある今年の年末年始ですが、まだ残っているたくさんの仕事と共に過ごす正月になりそうです。
来年も当事務所をよろしくお願いいたします。
今年は例年以上に慌ただしい年末でしたが、事務所としての年内の営業は終了しました。
暦の上では9日間もある今年の年末年始ですが、まだ残っているたくさんの仕事と共に過ごす正月になりそうです。
来年も当事務所をよろしくお願いいたします。
2024年12月7日 【弁護士のお仕事】
先日バスに乗っていると、後ろの席の小学生たちのこんな会話が聞こえてきました。
「明日誕生日やからゲームで課金していいねん。」
なるほど、そういう時代なんですね。
離婚案件では親権や面会交流などに絡んで、お子さんの生活習慣や遊び方、今はまっていることなどに触れることが多くあります。
そうした中で、時代の変化を感じることもあります。
時代の変化に完全には合わせられなくても、アンテナを張って時代の変化を知っておくことが大切なのだと思います。
待てよ、アンテナを張るというワードももう死語なのでは…?
2024年11月16日 【弁護士のお仕事】
離婚調停や遺産分割調停などの家事調停は、だいたい1、2か月に1回のペースで期日が開かれます。
そして、期日が行われる枠(時間帯)は、京都家庭裁判所では、①午前10時~午後0時、②午後1時30分~午後3時、③午後3時30分~午後5時のいずれかです。
ところが、この枠は各家庭裁判所によって異なります。
地域によっては、午後は午後1時30分から午後5時までを1枠としていたりします。
京都家裁なら1枠1時間30分しかないところを夕方までぶっ続けで行うわけですから、大違いです。
期日1回あたりの時間が長いと、当然ながら1回の期日でやり取りできることも増え、調停の進行も早くなります。
ただ、1枠1時間30分に慣れている身からすると、たまに3時間以上も期日をやるとかなり長く感じますし、正直結構疲れます。
家事調停は原則として相手方住所地を管轄する家庭裁判所で申し立てる必要があるため、全国各地の家庭裁判所に申し立てることがあります。
そのため、普段利用しない家庭裁判所で調停をするときは、「そちらの調停の枠は何時から何時までですか?」とあらかじめ書記官に聞いておかなければなりません。
かつて普段の感覚で他家裁の午後期日に行ったら、午後3時を過ぎたというのに調停委員さんが焦る様子もなく、一向に終わらないまま午後5時前まで続いたことがありました。
要注意です。
京都は大変熱い季節になってきました。
裁判所の夏季休廷のために期日が2か月後とかまで入らず、ご依頼者に「裁判官には夏休みがあるんですよ、我々弁護士にはないんですけどね~」と説明する季節でもあります。
いや、お盆などは事務所を閉めるので、夏休みがないというのは不正確かもしれない。
しかし、開業弁護士は休んでいる間は誰かから給料をもらえるわけではなく、ただただ休んだ分だけ無収入になります。
そして休み中も案件は動き続けているので、休みの前後はとんでもないことになります。
だから副作用なしに羽を伸ばせるような夏休みは、やっぱり開業弁護士にはないですね。
他の事務所の料金表を見てみると、よく分からない費用を取っている事務所が結構あります。
例えば「事務手数料」。
スタッフが行う事務作業の対価ということなんでしょうか。
私はそういう費用は着手金に含まれているものだとばかり思ってきました。
着手金の金額は抑えたように見せつつ、それとは別に一般の事務所が取らない事務手数料をちゃっかり何万円も取るのはいかがなものかと思います。
まぁそういう事務所は着手金自体の金額ももともと高いのですが。
離婚なんかも、項目ごとに弁護士費用が決められており、普通に争点になりそうな項目を足し合わせただけでビックリな金額になってしまう料金表も目にします。
いや、価格設定は自由ですし、仕事のクオリティが高ければその対価は高くてしかるべきだと私も思います。
しかし、例えば年金分割をしただけで報酬2ケタ万円を取ったりするのはどうなのか。
たいていのケースでは、年金分割について弁護士が行う業務量はしれています。
依頼者が業務内容を知らないのをいいことに、仕事のクオリティとは無関係に取れるだけ取っているように感じます。
何が言いたいかというと、弁護士費用はしっかり調べた方がいいし、弁護士費用が高い事務所ほど仕事のクオリティが高いとは限らない、ということです。
相続放棄の件数が右肩上がりだそうです。
『家庭の法と裁判2023/4月号』の「家庭裁判所事件の概況⑴」によると、相続放棄の新受件数は、平成27年189,296、平成29年205,909、令和元年225,416、令和3年251,993とのこと。
確かにこれは右肩上がりです。
いろいろな記事でもこの理由の分析がいろいろとされています。
過疎化が進み、地元を離れた子が実家の相続を放棄するケースが増えている、といった解説も目にしました。
そういったケースも少なくないようには思います。
しかし、実家の不動産はいらなくても、預貯金など金融資産も相応に残されていれば、相続放棄はしない人が多いのではないでしょうか。
結局のところ、相続放棄が増えているのは遺産が多くないケースが増えているからではないか、と密かに思っています。
スマホをアスファルトに落としてしまいました。
明らかに画面が割れた音がして、案の定画面には無数のヒビ。
テンションダダ下がりのまま、修理代金と最新機種への買替代金を銭勘定していたところ。
よく見ると無数のヒビが入ったのは保護フィルムで、スマホ画面は完全無傷でした。
保護フィルムの存在すら忘れていましたが、その存在は偉大でした。
ヒビが後光にすら見える破損保護フィルムに感謝の念と共に別れを告げて、直ちに新しい保護フィルムを購入したのは言うまでもありません。
2024年4月21日 【弁護士のお仕事】
どうでもよい話かもしれませんが。
登記情報提供サービスで登記情報を取得する料金が、2024年4月1日から332円→331円に1円値下げされました。
登記情報は何年かに一度、1~2円ずつ値下げされています。
金額を覚えた頃に改定してくるのは破産の官報公告費と同じですね。
値下げの理由は知りませんが、何でも値上がりする時代の中では稀有な存在と言えるでしょう。
ただ、個人的には微々たる値下げは不要なので、土日祝の利用時間(8:30~18:00)を延ばしてほしいところです。
2024年2月11日 【弁護士のお仕事】
郵便を多用する世間の方々は、普通郵便は日数がかかるし土日配達もされない、というニューノーマルにもすっかり慣れたころでしょう。
当事務所でも、自ずとレターパックライトの使用頻度が激増しました。
レターパックのまとめ買い常備もまた、郵便界のニューノーマルに違いありません。
そんなレターパックヘビーユーザーの皆さんへの耳より情報です。
京都市内で朝一番にポスト投函したレターパックは、あて先も京都市内であればその日の夕方には配達されることが結構あります。
このご時世なのに当日配達してもらえるのは結構驚きです。
まだ郵便料金はサービス内容に比して安いと思っているので、個人的には370円なら翌日配達でも十分満足ですが…。
まあ当日配達してくれるというのなら、ありがたく活用させてもらいます。
2023年12月17日 【弁護士のお仕事】
弁護士が気になるマスコミ用語第1位と言えば、刑事事件における「被告」でしょう。
刑事訴訟法上の正確な呼称は「被告人」であって、「被告」ではありません。
刑事事件を扱わなくなってしばらく経つ身ですら、「被告が起訴内容を認める」、「被告に有罪判決」といったニュースや記事を見るたびにいまだにムズムズします。
ただ弁護士がムズムズするだけならよいのですが。
マスコミのこの不正確な呼称のせいで、「被告人」だけでなく「被告」というワードにまで悪いイメージを持つ人が少なくないようです。
民事訴訟の被告側の人が、「相手の勝手な言い分で「被告」にされて(怒)」と怒っていることがときどきあります。
その都度、「被告」というのは「裁判を起こされた側の人」くらいの意味なんですよー(怒るのはそこじゃないですよ)、と弁護士からご説明することになります。
何を言いたいかというと、せっかく法がご丁寧に刑事と民事とで「被告人」、「被告」と用語を使い分けているんだから、マスコミも正確に報道しようよということなんですね。