京都弁護士のおいでやす日記
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【弁護士のお仕事】

メガバンクは必ず予約して行こう

2025年5月10日  【弁護士のお仕事】 

メガバンクは支店の統廃合が進み、京都市内の実店舗もかなり少ないです。

そんなメガバンクの窓口に用がある時は、必ず予約するようにしましょう。

先日とある緑色のメガバンクに立ち寄ったところ、予約していない人の窓口の順番待ち時間は「2時間」になっていました。

支店も窓口も減らして、インターネットでできる手続はインターネットでするように誘導したいのでしょう。

人手不足の時代ですから、それも時代の流れだと思っています。

いや、むしろこちらも窓口なんて時間をかけて行きたくないので、どんな手続でもインターネットか郵送で済むようにしてほしいのです。

何が言いたいかというと、相続手続や成年後見の手続のたびに窓口への来訪を求めるのはやめてほしいということです。

そんなに窓口に来てほしくない感を出しておきながら、なぜ窓口に来させるのか。

何でもネットか郵送で完結できればお互い幸せだと思うんですけどね。

とりあえず、歯医者とメガバンクと弁護士事務所は予約必須だということは覚えておきましょう。

弁護士の繁忙期はいつか

2025年4月1日  【弁護士のお仕事】 

弁護士の仕事の繁忙期はいつですか?とよく聞かれます。

かつて北海道で弁護士をしていた頃は、11月頃がなかなか忙しかったです。

もちろんその理由は、冬がくる直前だからです。

不動産売買の案件では、雪が積もると4月に溶けるまで土地の境界も分からなくなり、売るに売れません。

また、空き家を売却しようにも、背の高さまで雪が積もっていて、雪かきをしなければ玄関まで辿り着けなかったりします。

厳冬期は移動も大変なので、雪が降る前にできるだけ厄介ごとを片付けたいという意識もみなさんお持ちなようにも思います。

今では積雪も年に一度の京都では、そういったことはありません。

扱っている分野にもよるのでしょうが、少なくとも当事務所では特定の時期が忙しい、ということはありません。

ただ、年度末・年度初めの2週間ほどは、逆に毎年スケジュールにやや余裕がある期間です。

裁判所の異動の時期だからか、訴訟・調停の期日が入りにくいためです。

そういうわけなので、このチャンスにデスクワークを頑張っているところなわけです。

なぜ窓口に行く必要があるのか

2025年3月9日  【弁護士のお仕事】 

相続関係の手続のために銀行窓口に行かなければならないことがよくあります。

しかしメガバンクは支店が少なくて大変です。

みずほ銀行や三井住友銀行は、京都市内には四条烏丸の本店以外に数か所しか支店がありません。

その点、三菱UFJ銀行はパラパラと市内に支店を残してくれていてありがたいですが(他でもない西院にも支店がある)。

支店を減らすのは結構ですが、それならだいたいの手続は郵送でできるようにしてもらいたいものです。

そう言えば、北海道で弁護士をしていた時、みずほ銀行は最寄りの旭川支店まで片道1時間かかりました。

それはまだマシで、三菱UFJ銀行や三井住友銀行にいたっては片道2時間の札幌にしか支店がありませんでした。

Googleマップで道内の支店を検索した時の衝撃は忘れられません。

片道2時間でも窓口まで行かなければならないというその運用、やめてもらいたいです(根室からだと片道6時間か飛行機ですよ)。

正月の予定

2024年12月29日  【弁護士のお仕事】 

今年は例年以上に慌ただしい年末でしたが、事務所としての年内の営業は終了しました。

暦の上では9日間もある今年の年末年始ですが、まだ残っているたくさんの仕事と共に過ごす正月になりそうです。

来年も当事務所をよろしくお願いいたします。

誕生日は課金していいよ

2024年12月7日  【弁護士のお仕事】 

先日バスに乗っていると、後ろの席の小学生たちのこんな会話が聞こえてきました。

「明日誕生日やからゲームで課金していいねん。」

なるほど、そういう時代なんですね。

離婚案件では親権や面会交流などに絡んで、お子さんの生活習慣や遊び方、今はまっていることなどに触れることが多くあります。

そうした中で、時代の変化を感じることもあります。

時代の変化に完全には合わせられなくても、アンテナを張って時代の変化を知っておくことが大切なのだと思います。

待てよ、アンテナを張るというワードももう死語なのでは…?

調停の時間は裁判所によって違う

2024年11月16日  【弁護士のお仕事】 

離婚調停や遺産分割調停などの家事調停は、だいたい1、2か月に1回のペースで期日が開かれます。

そして、期日が行われる枠(時間帯)は、京都家庭裁判所では、①午前10時~午後0時、②午後1時30分~午後3時、③午後3時30分~午後5時のいずれかです。

ところが、この枠は各家庭裁判所によって異なります。

地域によっては、午後は午後1時30分から午後5時までを1枠としていたりします。

京都家裁なら1枠1時間30分しかないところを夕方までぶっ続けで行うわけですから、大違いです。

期日1回あたりの時間が長いと、当然ながら1回の期日でやり取りできることも増え、調停の進行も早くなります。

ただ、1枠1時間30分に慣れている身からすると、たまに3時間以上も期日をやるとかなり長く感じますし、正直結構疲れます。

家事調停は原則として相手方住所地を管轄する家庭裁判所で申し立てる必要があるため、全国各地の家庭裁判所に申し立てることがあります。

そのため、普段利用しない家庭裁判所で調停をするときは、「そちらの調停の枠は何時から何時までですか?」とあらかじめ書記官に聞いておかなければなりません。

かつて普段の感覚で他家裁の午後期日に行ったら、午後3時を過ぎたというのに調停委員さんが焦る様子もなく、一向に終わらないまま午後5時前まで続いたことがありました。

要注意です。

開業弁護士の夏休み

2024年7月7日  【弁護士のお仕事】 

京都は大変熱い季節になってきました。

裁判所の夏季休廷のために期日が2か月後とかまで入らず、ご依頼者に「裁判官には夏休みがあるんですよ、我々弁護士にはないんですけどね~」と説明する季節でもあります。

いや、お盆などは事務所を閉めるので、夏休みがないというのは不正確かもしれない。

しかし、開業弁護士は休んでいる間は誰かから給料をもらえるわけではなく、ただただ休んだ分だけ無収入になります。

そして休み中も案件は動き続けているので、休みの前後はとんでもないことになります。

だから副作用なしに羽を伸ばせるような夏休みは、やっぱり開業弁護士にはないですね。

その費用なに?

2024年6月16日  【弁護士のお仕事】 

他の事務所の料金表を見てみると、よく分からない費用を取っている事務所が結構あります。

例えば「事務手数料」。

スタッフが行う事務作業の対価ということなんでしょうか。

私はそういう費用は着手金に含まれているものだとばかり思ってきました。

着手金の金額は抑えたように見せつつ、それとは別に一般の事務所が取らない事務手数料をちゃっかり何万円も取るのはいかがなものかと思います。

まぁそういう事務所は着手金自体の金額ももともと高いのですが。

離婚なんかも、項目ごとに弁護士費用が決められており、普通に争点になりそうな項目を足し合わせただけでビックリな金額になってしまう料金表も目にします。

いや、価格設定は自由ですし、仕事のクオリティが高ければその対価は高くてしかるべきだと私も思います。

しかし、例えば年金分割をしただけで報酬2ケタ万円を取ったりするのはどうなのか。

たいていのケースでは、年金分割について弁護士が行う業務量はしれています。

依頼者が業務内容を知らないのをいいことに、仕事のクオリティとは無関係に取れるだけ取っているように感じます。

何が言いたいかというと、弁護士費用はしっかり調べた方がいいし、弁護士費用が高い事務所ほど仕事のクオリティが高いとは限らない、ということです。

相続放棄増加の原因は?

2024年6月2日  【弁護士のお仕事】, 【相続のお話】 

相続放棄の件数が右肩上がりだそうです。

『家庭の法と裁判2023/4月号』の「家庭裁判所事件の概況⑴」によると、相続放棄の新受件数は、平成27年189,296、平成29年205,909、令和元年225,416、令和3年251,993とのこと。

確かにこれは右肩上がりです。

いろいろな記事でもこの理由の分析がいろいろとされています。

過疎化が進み、地元を離れた子が実家の相続を放棄するケースが増えている、といった解説も目にしました。

そういったケースも少なくないようには思います。

しかし、実家の不動産はいらなくても、預貯金など金融資産も相応に残されていれば、相続放棄はしない人が多いのではないでしょうか。

結局のところ、相続放棄が増えているのは遺産が多くないケースが増えているからではないか、と密かに思っています。

貼付必須

2024年5月3日  【弁護士のお仕事】 

スマホをアスファルトに落としてしまいました。

明らかに画面が割れた音がして、案の定画面には無数のヒビ。

テンションダダ下がりのまま、修理代金と最新機種への買替代金を銭勘定していたところ。

よく見ると無数のヒビが入ったのは保護フィルムで、スマホ画面は完全無傷でした。

保護フィルムの存在すら忘れていましたが、その存在は偉大でした。

ヒビが後光にすら見える破損保護フィルムに感謝の念と共に別れを告げて、直ちに新しい保護フィルムを購入したのは言うまでもありません。

自己紹介

  • 弁護士・税理士 河本晃輔
  • 京都弁護士会所属
  • 洛彩総合法律事務所(京都市右京区西院平町7クラエンタービル2階)
  • 京都で生まれ育つ。14年にわたる東京・北海道暮らしを経て京都に復帰。現在京都人のリハビリ中。
  • 趣味:旅行、アジア料理、パクチー、サイクリング、野球観戦、旅館探しなど
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