裁判書類をネットで提出 最高裁が開発、新システム試行へ
民事裁判IT化の一環として、現在はファクスを使い裁判所や相手方に送る書類を、インターネットの専用サイトで提出できるシステムを最高裁が開発した。甲府、大津両地裁で15日から試行期間に入り、続いて東京、大阪両地裁の一部と知財高裁でも実施する。4月以降に実際の裁判で使い始め、状況を踏まえてさらに広げる方針で、利便性の向上に期待が集まる。
開発した「民事裁判書類電子提出システム(mints=ミンツ)」は、PDF形式の書面データをアップロードすると裁判所に提出され、相手方にも届く仕組み。やりとりした書面の一覧を確認し、ダウンロードや印刷が可能だ。
2022/2/12京都新聞(抜粋)
民事訴訟の書面オンライン提出が早いところではもう始まるそうです。
京都地裁ではいつ始まるんでしょうね。
ふと気になったのは、オンライン提出でも書面への押印が必要なのか?という点です。
民事訴訟規則第2条1項では、訴状や準備書面には記名押印が必要とされています。
もしこの規定がそのまま残るのであれば、プリントアウト→押印→PDF化が必要になって結局FAX提出と手間は変わりません。
PDF上で押印を行うこともできますが、やはり面倒(それで押印要件を満たすのかも分からない)。
その辺も含め、どのように運用が変わるのか楽しみです。