京都の地名はやたらと長いです。
例えば、京都地方裁判所の所在地は「京都市中京区丸太町通柳馬場東入ル菊屋町」です。
京都地裁は番地はないようですが、これに番地やマンション名まで入る場合には大変です。
住所を記入する時や、電話口で説明する時にとても面倒です。
ネット上の入力フォームだとたぶん字数制限に引っかかって全文字入りません(それもマンション部屋番号とか大事な部分が見切れる)。
ですが、実はこの通り名(上ル、下ル、西入ル、東入ル)を省略しても郵便は届きます。
京都地裁の住所は、「京都市中京区菊屋町」だけでよいのです。
Googleマップなどで検索する時も、通り名なしでも普通に検索できます。
きっと、かつては通り名が書いてあれば町名が分からなくてもどのあたりか分かるので、便利なシステムだったのでしょう。
しかし、ネット検索世代からすると必要性は低いように思います。
京都っぽい、というのは長所?なのかもしれませんが。