民事の全判決、ビッグデータ化へ…紛争解決への活用目指し法整備議論
2022.6.25読売新聞オンライン
法務省が検討を始めるそうです。
ポイントは「全判決」という点。
これまで判例雑誌などで公開されていたのは、重要度が高いごく一部の判決のみでした。
しかし、新たな仕組みでは、個人情報のマスキング処理がされた上で全判決(!)が公開されるかもしれないそうです。
データの利用者の範囲もこれから議論する段階で、直接国民が閲覧できるようになるのかも未定とのこと。
もし利用できれば、弁護士としては事件の見通しを立てる上で参考になる情報が大量に増えます(増えすぎて大変かも)。
しかし、判決文には詳細な事実関係も書かれています。
ネットで一般公開すれば、マスキング処理をしたとしてもきっと副作用も起きると思います。
2025年度には新法を制定・施行をさせたいそうで、割とすぐの話です。
どんな形になるのか気になります。
(そのとき判例検索サイトはどうなるのだろうか)