京都弁護士のおいでやす日記
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2024年06月

その費用なに?

2024年6月16日  【弁護士のお仕事】 

他の事務所の料金表を見てみると、よく分からない費用を取っている事務所が結構あります。

例えば「事務手数料」。

スタッフが行う事務作業の対価ということなんでしょうか。

私はそういう費用は着手金に含まれているものだとばかり思ってきました。

着手金の金額は抑えたように見せつつ、それとは別に一般の事務所が取らない事務手数料をちゃっかり何万円も取るのはいかがなものかと思います。

まぁそういう事務所は着手金自体の金額ももともと高いのですが。

離婚なんかも、項目ごとに弁護士費用が決められており、普通に争点になりそうな項目を足し合わせただけでビックリな金額になってしまう料金表も目にします。

いや、価格設定は自由ですし、仕事のクオリティが高ければその対価は高くてしかるべきだと私も思います。

しかし、例えば年金分割をしただけで報酬2ケタ万円を取ったりするのはどうなのか。

たいていのケースでは、年金分割について弁護士が行う業務量はしれています。

依頼者が業務内容を知らないのをいいことに、仕事のクオリティとは無関係に取れるだけ取っているように感じます。

何が言いたいかというと、弁護士費用はしっかり調べた方がいいし、弁護士費用が高い事務所ほど仕事のクオリティが高いとは限らない、ということです。

相続放棄増加の原因は?

2024年6月2日  【弁護士のお仕事】, 【相続のお話】 

相続放棄の件数が右肩上がりだそうです。

『家庭の法と裁判2023/4月号』の「家庭裁判所事件の概況⑴」によると、相続放棄の新受件数は、平成27年189,296、平成29年205,909、令和元年225,416、令和3年251,993とのこと。

確かにこれは右肩上がりです。

いろいろな記事でもこの理由の分析がいろいろとされています。

過疎化が進み、地元を離れた子が実家の相続を放棄するケースが増えている、といった解説も目にしました。

そういったケースも少なくないようには思います。

しかし、実家の不動産はいらなくても、預貯金など金融資産も相応に残されていれば、相続放棄はしない人が多いのではないでしょうか。

結局のところ、相続放棄が増えているのは遺産が多くないケースが増えているからではないか、と密かに思っています。

自己紹介

  • 弁護士・税理士 河本晃輔
  • 京都弁護士会所属
  • 洛彩総合法律事務所(京都市右京区西院平町7クラエンタービル2階)
  • 京都で生まれ育つ。14年にわたる東京・北海道暮らしを経て京都に復帰。現在京都人のリハビリ中。
  • 趣味:旅行、アジア料理、パクチー、サイクリング、野球観戦、旅館探しなど
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