今朝は京都市内でもほんのりと雪が積もりました。
近畿地方でも北部ではかなりの積雪があり、車の立ち往生も起きたようです。
北海道留萌市に住んでいた頃は、12月から3月過ぎまでは一面真っ白で路面はカチカチでした。
スケートリンクのようなものなので、冬タイヤを履いていても車もツルツル滑ります。
そのため、冬道での追突事故による交通事故案件も多く担当しました。
一般的に、追突事故の過失割合は後ろ100:前0です。
前の車としては、普通に走っていたり赤信号で停止していたのであれば、過失は何もありません。
普通は後ろの車の車間距離保持義務違反や安全運転義務違反(前方不注意)のみが事故の原因ということになるところです。
しかし、北国では追突事故でも過失割合が問題になることも結構あります。
降雪時や凍結路面では、運転の仕方によっては前の車に過失が認められることもあります。
別冊判例タイムズ38やその他の書籍を見ても、こういった北国特有のケースはまず載っていません。
しかし、追突事故でも100:0と即断できるわけではないので、ケースごとに考える必要があります。