
碁盤の目の京都の道ですが、不自然に道が曲がっている箇所がちらほら見られます。
東本願寺の前については以前のブログでも取り上げました(市電開通時に、込み合う門前を避けて線路を敷いたというお話)。
曲がっていると言えば、西大路八条付近の西大路通も曲がっています。
地図上でも曲がっているのは分かりますが、実際に通ると結構大きく曲がります。
この道はどう見ても何かを避けている形状をしています。
避けているものを地図で見ると…
「餃子の王将西八条店」
ではなく
「若一神社」
こちらですね。
現地を通ると、西大路通がちょうど突き当たる所に神社の大木があります。
こちらの神社は平清盛公が創建したそうで、この楠のご神木も平清盛公が植えたのだとか。
昭和14年に道路拡張を行った際、祟りを恐れてこの楠は切られることなく、それを避けるように西大路通が曲がったそうです。
以上はネット情報ですが、楠の実物を見るとそれはもう立派な巨木ですので、これは切れないだろうなと納得させられます。